改正版特化則では、金属アーク溶接等作業場の掃除方法について以下のように定めています。法律遵守の為には以下の3つをすべてクリアしなければなりません。
「掃除しやすい床」について明確な定義はされていません。しかし、床に物が散乱している状態や、床面に凹凸が多い状態は、掃除の妨げとなるだけでなく、現場の安全にも関わる為、これを機に改善することをお勧めします。
床に積もった粉じんを空気中に舞い上げない為に、特化則では水を撒いての掃除を推奨しています。この点は、水を撒き、ブラシでこすり、水かきで排水する、といった方法で充分にクリアできます。これまでの掃除方法と異なる場合は、この水洗掃除の導入を進めましょう。
弊社では、床の水洗いについて、より効率的に実施できる床面洗浄機をお勧めしております。水を使用して床を洗浄し、汚水の回収までを1台でこなすことができる為、床に水を撒く必要がありません。
また、水を使用せず掃除できる方法としては、粒子捕集率の高いHEPAフィルターを使用した真空掃除機をお勧めしております。ご検討の際には是非、丸由工材株式会社までご相談ください。お問い合わせはこちらから。
粉じん除去の為の床掃除は、金属アーク溶接作業の1日のスケジュールの中に必ず組み込まなければなりません。作業者への周知やルール作りを進めましょう。
以上、改正版特化則の詳細についてシリーズでお届けしました。最後まで読んでいただきありがとうございました。今回の改正によって追加された規定をクリアする為には、作業場の現状を正確に把握し、最も効果的な対策を判断・導入することが必要です。必要な対策や、効果的な商品の選定等は是非、丸由工材株式会社にお問い合わせください。