ドイツエッセン溶接フェア(SCHWEISSEN & SCHNEIDEN 2017)を視察してきました。
世界の4大ウェルディングショー(日米独中)の中でも、50年の歴史があり、規模も世界最大です。
開催期間は2017年9月25日から29日。ドイツのデュッセルドルフで開催され、
日本のウェルディングショーと比べて、面積は5倍ですが来客は半分です。
確かに会場は賑わっていましたが、日本と違ってゆったりと見学できる印象でした。
まずは、ドイツで溶接をしている会社の状況ですが、日本と同じ課題を抱えているそうです。
ドイツでも溶接作業者の高齢化が問題になっているのですが、なり手が少なく、人手不足に
なっているそうです。なので、日本と同じく自動化のニーズかあります。
また、なり手が少ない仕事なので、多くは移民が仕事につくそうです。
そこで、初心者のトレーニングや使いやすい溶接機のニーズがあるわけです。
日本もドイツも、グローバルな競争にさらされている状況に変わりはなく
いかに品質の良い製品を安価に生産するかは共通の課題であり、ドイツでも生産性を高めるのに
必死になっています。なので、自動化や検査装置のニーズがあります。
しかも、ドイツは※インダストリー4.0の発祥国なので、溶接工程にもインダストリー4.0の技術が
活かされているようです。
展示内容は次回以降にアップします。
※インダストリー4.0とは、生産工程のデジタル化・自動化・バーチャル化のレベルを現在よりも
大幅に高めることにより、コストの極小化を目指すドイツの国家プロジェクトです。