事例紹介

【視察報告】国際ウェルディングショー vol.3 “自動化による生産性向上”

【生産性向上の解決策・自動化ソリューション&最新の半自動溶接トーチ】


2018年4月末に東京ビックサイトで開催された国際ウェルディングショーを視察してきました。

前回は“人手不足”の解決策として自動化があるものの
自動化の中心であるロボットは、スキルを必要とする操作に難所があるため
最新技術を活用して、初心者でもロボット操作が簡単で使いやすいソリューションを報告しました。

自動化のニーズは“人手不足”だけなく、“生産性の向上”もあります。

ものづくりは熾烈なグローバル競争にさらされ
良いものを安く作らなければ、生き残れない状況になっています。

今回は展示各社の“生産性向上ソリューション”を報告します。

Panasonicブースでは“溶接工程自動化ライン”を展示していました。
ワークピッキング→溶接工程→検査工程の全自動化により生産性が向上します。

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動画:https://info.maruyoshi-k.co.jp/contents/video010
ディスプレイを撮影した動画をご覧ください。
6分間あり長いですが、プレゼンテーション→デモンストレーションの構成で
何が自動化されているか、わかりやすいです。

動画:https://info.maruyoshi-k.co.jp/contents/video011
ロボットの動きを撮影した動画もご覧ください。
ピッキング、治具レス、自動プログラム作成、自動ビード外観検査による全自動化
スパッタの少ないSuperactive-TAWERS溶接法にもご注目ください。


FANUCブースでは、自社の強みである協働ロボットやビジョンセンサーを使用した
ワークピッキング&ワークセットによる自動化を展示していました。

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動画:https://info.maruyoshi-k.co.jp/contents/video012
協働ロボットによるワークピッキング&セットを撮影した動画をご覧ください。
安全柵が必要ない協働ロボットを使用しているため
人と同じ環境でも安全に自動化できます。

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動画:https://info.maruyoshi-k.co.jp/contents/video013
バラ積みロボットによるワークピッキング&セットを撮影した動画をご覧ください。
ビジョンセンサーを使用したバラ積み部品取出し&掴みズレ補正により省人化を実現します。


ロボット溶接でなく、半自動溶接における生産性向上ソリューションも展示されており
ダイヘンブースでは最新の半自動溶接トーチを展示していました。

“インテリトーチ”はトーチが先端角度を認識して、溶接姿勢に対応した溶接条件を自動呼出します。

image1

私がトーチを立向き姿勢にしたら100Aの溶接条件が自動で呼び出されました。
次にトーチを下向き姿勢にしたら300Aの溶接条件が自動で呼び出されました。

詳しくはコチラの資料でご覧ください
https://info.maruyoshi-k.co.jp/contents/catalog003


最新の半自動トーチの展示はまだあります。
作業範囲を大幅に拡大する生産性向上ソリューションとして

DSCF5857

1)アルミ0.8mmワイヤーでもトーチケーブル長さ12メートル実現できるモーター内蔵プルトーチ
詳しくはこちらのダウンロード資料でご覧ください
https://info.maruyoshi-k.co.jp/contents/catalog004

2)溶接電源から最長58メートルまで延長が可能なプルフィーダ
詳しくはこちらのダウンロード資料でご覧ください
https://info.maruyoshi-k.co.jp/contents/catalog005


最後まで読んで頂いてありがとうございます。
今回は生産性を向上する展示内容を紹介しました。
ウェルディングショーの視察報告はまだまだ続きます。

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