事例紹介

【視察報告】国際ウェルディングショー vol.5 “自動車 軽量化ソリューション”

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【自動車 軽量化ソリューション 異材接合・アルミ、ハイテン溶接】

世界では温室効果ガス削減に向けた動きが広まっていますが
運輸部門はCO2排出量の17%強を占めるといわれており、排出量削減が不可欠となっています。
燃費向上の最も望ましい方法の一つが、自動車の「軽量化」になります。

今回は自動車産業の共通課題である「軽量化」に対して
最新の溶接技術を活用して、どのような課題解決策を展示していたのか?

軽量化ソリューションを3つのアプローチで紹介します。

【1】アルミ溶接、ハイテン溶接による軽量化
【2】異材接合による軽量化
【3】製品形状変更による軽量化


【1】アルミ溶接、ハイテン鋼溶接による軽量化ソリューション

溶接ワイヤーを高速でインチング・リトラクトする溶接法により
複雑な入熱コントロールが可能になるので
より難易度の高いアルミ溶接、ハイテン溶接が可能になると提案していました。


1)ダイヘンはシンクロフィード溶接による超ハイテン鋼(1.000MPa)の高速溶接や
円弧ウィービングによる薄板アルミのうろこビード高品質溶接の実演をしていました。

▼極低スパッタ溶接システム「シンクロフィード」

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デモンストレーションを撮影した動画もご覧ください。
超ハイテン鋼、アルミともに低スパッタです。

▼(動画)実演動画「シンクロフィード」による超配転溶接、アルミ溶接
https://info.maruyoshi-k.co.jp/contents/video016

 

2)PanasonicはSuperActiveTAWERSによる薄板ギャップ溶接の裕度拡大や
極薄板0.6mmのアルミ溶接の実演をしていました。

ハイテン鋼溶接では、部品の板厚は薄くなるとともに
プレス加工の難易度が上がるため、単品の精度が落ち
耐ギャップに対するニーズがさらに大きくなると思われます。


板厚と同じギャップを設けて溶接していますが
SuperActiveTAWERSは溶落ちしていません。

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▼薄板ギャップ溶接の溶落ちを防ぐ新制御について

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極薄板0.6mmtのアルミ溶接

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▼アルミ極薄板(0.6t)を高品質に溶接する新制御について

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こちらの動画の2:38頃より、アルミ溶接が紹介されています。
従来機と比較されていて、わかりやすいです。

▼(動画)高速・極低スパッタ溶接ロボットSuper Active TAWERS
https://info.maruyoshi-k.co.jp/contents/video017

 

【2】異材接合による軽量化ソリューション

マルチマテリアル化に対応した異材接合を提案していました。

1)住友重機械工業はナノパルスレーザにより
上板を極細のくさび状で下板に貫通させて異材を接合する
ソリューションを展示していました。

画像はアルミとブロンズの異材接合です。

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▼ナノ秒パルスファイバレーザ

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2)Panasonicはリベットをレーザ溶接する方法での異材接合を提案していました。

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▼レーザリベットによる異材接合のしくみをご覧ください

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【3】製品形状変更による軽量化ソリューション

スポット溶接から溶接法を変えることにより
溶接シロをなくせるので軽量化できると提案しています。

 

1)ダイヘンはプラズマハイブリット溶接による片側アークスポット溶接により
スポット溶接からの変更による軽量化を提案していました。

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▼スポット溶接との製品形状の違いをご覧ください

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2)Panasonicはリモートレーザ溶接により
スポット溶接からの変更による軽量化を提案していました。

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こちらの動画の1:30頃より
製品形状の変更による軽量化について説明されています。
動きがあってわかりやすいです
▼(動画)レーザ溶接ロボットシステム RAPRISS
https://info.maruyoshi-k.co.jp/contents/video018


こちらのカタログからも、詳しくご覧いただけます。
▼(カタログ)レーザ溶接ロボットシステム RAPRISS
https://info.maruyoshi-k.co.jp/contents/catalog014

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。
今回は自動車産業の共通課題である「軽量化」に対するソリューションを紹介しました。
ウェルディングショーの視察報告はまだまだ続きます。

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