事例紹介

高圧ガスの安全基礎知識(技術編ガスについて)

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高圧ガスの安全基礎知識
 1. 「高圧ガスって何だろう?」
ガスを知る


高圧ガスとは、気体(ガス)に圧力をかけて圧縮し、容器に詰めたもののことを指し、産業・医療の分野で様々な用途を目的として使用されています。ここでは、「高圧ガスって何だろう?」という疑問に答える為、高圧ガスについての基礎知識をまとめました。

(1)高圧ガスの分類
(2)高圧ガスの危険性
(3)容器の種類と構造
(4)高圧ガスの廃棄の基準


(1)高圧ガスの分類

 

ガス分類 ガスの特徴 具体的なガス名
圧縮ガス
液化ガス
溶解ガス
酸素・窒素・アルゴン…
LPガス・アンモニア・炭酸ガス・液化○○…
溶解アセチレン
可燃性ガス
支燃性ガス
不活性ガス
毒性ガス
空気又は酸素中で燃える
他の物質を燃焼させる
燃焼などの性質を持たない
毒性を持つ
水素・アセチレン・アンモニア…
酸素・空気・笑気ガス…
窒素・二酸化炭素・アルゴン…
塩素・一酸化炭素・亜硫酸ガス…
単純窒息性ガス 高濃度で存在することにより
酸素欠乏症を引き起こす
酸素・空気以外の全てのガス

 
 ★LPガスとは?
  Liquefied Petroleum gasの略。液化石油ガス・LPGとも表記される。

 ★液化ガスの種類
  常温で圧力をかけて容器へ充填 → LPガス・液化炭酸ガス…
  低温で圧力をかけて容器へ充填 → 液化窒素…

 ★酸素欠乏症とは?
  酸素濃度低下に伴う人体への影響
  21%以上…安全
  14%以下…危険
  10%以下…非常に危険


(2)高圧ガスの危険性

 取扱上の注意点
 ・ガスを知る
  →SDS(安全データシート)をよく読む
 ・漏洩させない
  →日常点検・作業基準の徹底

 容器・配管には人に危害を及ぼす圧力がかかっているため取扱いに注意が必要。
 Ex. 7㎥入り酸素容器内壁には約1400tの力が働いている
 
 低温液化ガスの配管にはとくに膨大な圧力がかかっている。
 ・大気からの熱侵入による圧力上昇
  →断熱管を利用する(液化状態・冷たい状態を保つ)
 ・液化ガスからガスへと変わる際の圧力上昇
  →安全弁を常時開けておく(配管の中でガスに変わってしまったものを逃がす)
   また液化ガスは超低温のため、凍傷や低温脆性に注意する。
 
 可燃性ガス 燃焼(爆発)範囲が広いガスにはより注意が必要
       Ex. アセチレン・水素・一酸化炭素

 支燃性ガス 「発火源」「支燃性ガス」「可燃物」が揃うと、普通燃えないものまで爆発的に燃える

 毒性ガス  じょ限量(許容濃度)が低いガスほど危険性が高い

★液化ガスとガスの体積
 Ex. 液体窒素の体積は、窒素の体積の700倍。
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★液化ガス取り扱い時の注意事項
  凍傷を防ぐ為に→皮手袋・耐熱手袋を着用し、素手では決して触らないこと
         →保護面・保護メガネを着用し、目を保護すること
         →液化ガスが漏洩している場所では、保護衣などを着用すること

(3)容器の種類と構造

継ぎ目なし容器
(シームレス) 
溶接容器

複合容器
(FRP容器)

 超低温容器
(LGC容器)
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常温・高圧の
圧縮ガスや液化ガス 
低圧の液化ガス
LPガス
溶解アセチレン
空気呼吸器
LPガス
スキューバダイビング
液化ガス
(酸素・窒素・
アルゴン…)

(画像: 日本産業・医療ガス協会)

 容器には刻印と表示がある。
・刻印…容器耐圧検査・容器再耐圧検査の合格を証明
・表示…合格容器に、塗色・充填ガスの名称と性質を明示
    Ex. 「燃」「毒」

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 容器の色や圧力は中身のガスによる。

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(画像: 東京都高圧ガス保安協会)

★丸由工材の所有者番号はE101

★よく見る高圧ガス容器の種類と別名

容器種類  ガス使用量  設備コスト  ガスコスト

タンク(コールドエバポレータ・CE)

超低温容器
(リキッドガスシリンダー・LGC容器)

継ぎ目なし容器、溶接容器 

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  特に外気温に左右されやすい液化ガスを扱う超低温容器は、断熱性能に優れている。
  
 ★高圧ガス容器と周辺設備

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それぞれの容器のガスの残量を見るための装置

 

(4)高圧ガスの廃棄の基準

 可燃性ガス 燃焼させて廃棄
 毒性ガス  除害装置を通し無害化して廃棄
 一般ガス  滞留により酸欠等の危害のないように考慮

 高圧ガスは容器ごと廃棄するのではなく、販売業者や供給者などへ連絡後返却すること


 高圧ガスは、「高い圧力がかけられていること」「ガスの性質」の2点において危険が伴います。安全の為には「高圧ガス容器の取扱方法」や「取り扱うガスの性質」を事前によく知る事が大切です。特にガスの性質に関しては、ガスを取り扱う全ての人間が、事前にSDS(安全データシート)に目を通していることをお勧めします。


弊社はお客様のガス使用に適したガス設備の提案、ガスの供給、保安のサポートが可能です。

★SDSって何?
★日常点検って何をすればいいの?
★どの種類の容器を使えばいいの? 等…

ガスでお困りの際はお気軽にご連絡下さい。

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